スパッタリングが実用化されはじめたのは1960年代以降といわれています。様々な用途で使用されているスパッタリングは、現在でも技術が進歩しています。
真空状態で不活性ガスを導入し、成膜材料に電圧(マイナス)を加える事でグロー放電させ、不活性ガスの原子をイオン化させます。そのイオンを、ターゲットに高速で叩きつける事で飛び出した分子を、薄膜にする方法です。
スパッタリングの特徴としては、粒子のエネルギーが大きい事があげられます。そのため、基板や基材への付着力が大きくなります。また、大型の基板などでも、均一成膜が可能なのも特徴です。
それ以外にも、合金系などの組成比を変更する事なく、成膜が可能ですし、高融点の材料も成膜する事ができます。成膜速度が遅いといわれていますが、種類によって速度が異なり、なかには速い方法もあります。
スパッタリングの基本である2極スパッタリング法は成膜に時間がかかるという問題があります。その問題を解決するために、開発されたのがマグネトロンスパッタリング法です。
磁石をターゲットの表面につけ、磁界を印加し、二次電子力を捉えます。そして、サイクロトロン運動、またはトロコイド運動を行う事で、ガスとイオンの衝突頻度を上げ、ターゲット付近に密度の高いプラズマを発生させ2極スパッタリング法で問題であった、成膜速度を改善しています。
2極スパッタリング法やマグネトロンスパッタリング法は、不活性化ガスに加え、O2やN2などの反応ガスを混合し、スパッタリングを行います。
反応性スパッタリングは、放電ガスの中に膜と化合させる気体を反応性ガスとして混入し、再度基板上で反応させる方法です。高速で成膜ができ、薄膜の形成の際にズレが起きにくいという特徴があります。
スパッタリング成膜の委託をお考えの方は、スパッタリング代行サービスを行っている当社に是非ご依頼下さい。高分子薄膜など様々な成膜加工に対応しております。成膜の委託をお考えの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
会社名 | 有限会社 ケイ・エム技研 |
---|---|
所在地 | 〒343-0821 埼玉県越谷市瓦曽根2-15-37 |
電話番号 | 048-967-2130 |
FAX | 048-963-8031 |
メールアドレス | kosuna@xc5.so-net.ne.jp |
URL | http://kmgiken.jimdo.com |
説明 | 真空薄膜形成方のひとつ、スパッタリングで成膜代行を行う【ケイ・エム技研】です。受託成膜も行っており、様々な実験をサポートする事が可能です。成膜代行を依頼するなら、お気軽にお問い合わせ下さい。 |